ネパール

ネパール

http://www.za.ztv.ne.jp/m-family/nep.htm


ネパール

 地理・気候
インド亜大陸チベット高原をへだてるヒマラヤ山脈を背にして、南北に200km、東西に850km伸びた長方形の王国。
大きく分けて、冬は雪におおわれるヒマラヤ山岳地方、温暖な亜熱帯性気候の中部山岳地方、モンスーン期には湿気が多く酷暑のタライ地方に分けられる。
総面積は142094k〓でほぼ北海道の2倍。入口は約2200万人。14の県に区分され、主蔀はバグマティ県のカトマンズ
気候は大陸性気候と高山性気候で、昼と夜の気温差が大きいので、寝冷えしてカゼをひかないように注意する必要がある。
一般に山岳地方を除いては、日本よりも暖かい所が多い。
一番暑い時期は5月。6月から9月は雨季のモンスーン期になるので、傘があると便利。
それ以外は乾期となる。冬の12月から2月にかけては最低気温は0℃以下になるが、平均気温は日本よりも暖かい。
冬はセーターやジャンバー、夏はTシャツやカッターシャツで十分。

 歴史・政治
古代は紳話の時代から、西暦4世紀にインドの王家により興されたリッチヤピ王朝時代までで、その後13世紀から18世紀にいたるマルラ王朝時代が中世となる。
インドとチベットの貿易などにより現代のネパール文化の美術や建築が行なわれたのはこの頃。
近代はシャハ王のグルカ王朝からラナ家専制政治時代となり、1951年王政往古から再びシャハ王朝にもどり、シャハ王朝10代目のピレンドラ・ピル・ビクラム・シャハ・デパ王が、1975年に即位。
その後不幸な事件があり2004年に次男のGyanendra Bir Bikram Shah Dev(ガヤネンドラ・ビル・ビクラム・シャハ・デバ)氏が国王に即位。しかし政情不安がささやかれているが、観光で成り立っている国であるため、旅行にはほとんど問題ないようである。

 民族・言語・宗教・文化
インドのアーリア系民族やチベット系民族などが複雑にからみ合い、またヒマラヤの閉鎖的な地理により様々な民族が存在する。
そして、カトマンズ盆地にネパール文化を築いたネワール族、中部ネパールのグルン族、山岳地帯のシェルパ族、タカリー族、アーリア系のプラーマン、チェトリなとの多程多様な民族が各自で言語、文化、宗教を持っている。
宗数は北からラマ教などの仏教系、南からはインドのヒンドウー教系で、中央は仏教を融合したヒンドウー教系となっている。
言葉は現在、高等教育で英語が使用され−般には英語で十分通じる。
ラナ家専制政治時代まで鎖国政策を取っており、開国したのは1951年の王政復古
からである。