カトマンズの見所

パタン

カトマンズでもやっぱり自転車に乗って

人々に愛される「街」の条件といえば、「自転車が便利なところ」というのが、必ず入って来る。
京都、高山、軽井沢、パークレイしかり。
ここ、カトマンズもやはり、坂道の多さといい、街なみといい自転車姿がぴったんこのところだ。
まあ、あなた、だまされたと思って、そこらじゅう自転車で走り周って見れば! 1日貸りて5Rs ぐらいだから安いもんですよ。
ただし、変速機なんてついていないから少々しんどい。
優越感にひたりたい人は、折りたたみ式の10段ギヤのすごい奴を持ち込んで、アンナブルナをバックにきめて下さい。

 カカニの丘
カトマンズの北西27kmにある標高1950mの丘。
ヒマルチユリ・マナスル・カネッシュヒマール等の中部ネパールヒマラヤの峰を眺められる。
丘の上にはホテル・カカニがあリ1泊25Rs程。

 ナガルコツト
カトマンズの東35kmにある標高2150mのヒマラヤ展望台。
東部ネパールヒマラヤを一望に見渡せ、エベレストがかすかに見られる。
宿泊はエベレスト・ロッジがあり1泊25Rs程。

ドウリケル
カトマンズの東30kmにある標高1700mのヒマラヤ展望台。
展望はナガルコツトからの眺めとはぼ同じだが、道路が良く便利。

コダリ
ドウリケルより中国側の、中国(チベットのラサに通じる)との国境のあるところ。
バスは1つ手前の付バラビセまでで、そこから先は車を使う。
バラビセには安宿が2軒ある。

国境の手前の検問所。ここから先は地元住民か中国のビザを持った人しか入れない。

ダマン
カトマンズから南西80kmのインドに通じる道路の中間にある標高2700mのヒマラヤ展望台。


        その他の村
ビルガンジ
東部タライのナラヤニ県の中心で人口は1.6万人のインド・ネパール間の重要な商業都。
ネパール第2の工業都市でもある。
ここからアムレクガンジまで狭軌鉄道が通じている。

ビラトナガル
東部タライのコシ県の中心で人口5万人のネパール最大の工業、商業都市
カトマンズからダージリン間のバス中継点。 

エベレスト地域            
エベレスト登山の中継点だが、高度が3000mを超えるため、心臓等の弱い人には高山病にかかるキケンがある。       
登山基地になるナムチェバザールには、マウントエベレストビューというエベレストを眺められる高級ホテルがある。

タライ地域
タライはインドとの国境地帯に広がる亜熱帯で、バナナや薯提樹の繁るジャングルにはトラ、サイ、象やワニ、淡水イルカが棲息している。



    主な見どころ その他

 ダーラハラ
1832年、ピンセン・タバによって建てられた円形の高い塔で、塔上から見回りするための望楼。
1934年、地震で倒壊した後再建され、50mの塔上からはカトマンズ盆地全域を見わたせる。

 シンガ・ダーバー
1950年までネパールを専制政治で支配していたラナー族の宰相公邸であった建物で、2頭のライオン像があったことからライオン(シンガ)の宮殿(ターバー)と呼ばれた。
現在は1973年の火災でわずかに正面だけが残っている。
また火災をまぬがれた集会場であったホール.は現在国会議事堂となっている。

国立博物館
5〜6世紀から現代に至る文化財と剣や鉄砲などが陳列されている。
附属に図書館や野性動物の剥製などもある。(火曜日休館)

スワサンブナート
別名モンキーテンプルと呼ばれ、カトマンズの北西の小高い丘の上にあり、約2000年前に建てられたストウパー式の仏教寺院。
階段には仏像、ライオン像、ガルータ神の像などが順々に並んでおり、頂上にはゴンパと呼ばれるラマ教チベット仏教)の寺院がある。
   
またストウバーの四方に大きな目が描かれており、この丘からはカトマンズ盆地が一望に見潰せる。ぜひ行きたい所である。
  

伝説によると、カトマンズ盆地がまだ大きな湖だった時、中国からやって来たマンジエスリ菩薩が盆地の岩山を切り開き湖水を干あがらせて人の住める土地にした。その時最初に現われたのがこの丘であった。


 ボードナート
別名眼玉寺と呼ばれ、カトマンズ市街から7kmにある世界最大級のストウバー式仏塔。
約2000年前、マナ・デバ王が夢の中で現われたマニ・ジョギニー女神のおつげにより建てたといわれている。
ストウバー自体の規模はスワヤンブナートよりひとまわり大きい。
周囲にはチベット人が多く住み、チベット民芸品などが多い。


 バラジュ
カトマンズの西北4kmのバグマティ河岸にあり、ドラゴンの形をした22の石の水口から清水が流れる公共水汲場(ターラ)である。
また、池の中にはヘビの上に寝ているビシュヌの神像がある。

パシュパティナート
カトマンズの東4kmのバグマテ河岸にあるシバ神を祀った寺院。
シバの神を表わすリンガム(男性の性器を表わす石柱)を祀った小堂がいくつも並んでいる。
ヒンドゥ教の聖地でヒンドゥ教徒以外中に入れない。

ゴカルナの森
カトマンズの東9kmにある王様の御狩場だったところを開放した森。
この他にチヨバールと言われる古代カトマンズが湖であったころ水が流れ出したところや、ヒンズー教の望地タクシンカリなどがある。

バタン市
カトマンズの南5kmにある、3〜4世紀にビラ・デバ王により築かれ13〜16世紀にかけてマルラ王朝の都であったところ。
王宮やヒンズー教、仏教の寺院が多く建っている。
町の入口にはアショカ王がネパールを訪れた記念に建てたアショカ王の仏塔があり、町の中心にはドルバール広場(王宮前)があり、二重三重に寺院が並んでいる。
カトマンズより素朴な街並みで民芸品などに掘出し物もある。

     


動物園
ネパール国内に棲息する野生動物や鳥類が集められている。

ゴダオリ植物園
バタン市の南9kmのブルチョーキ山の麓にある。
蘭などを主体とした植物園。

ドガオン市(バタタブール)
カトマンズ市の東4kmにある。889年アーナンタ・デバ主により開かれたマルラ王朝の郁であったところ。
ドルバール(王宮前)広場には精巧な木彫を施した55の窓を持つ王宮やカトマンズ盆地内では最も高い36mの五重の塔があるニヤタポーラ寺院がある。
旧王宮の一部は美術館と博物館になっている。(火曜日休館)